セルロース断熱とパッシブデザイン
⾃然や環境もデザインする
セルロース断熱とパッシブデザイン
◆ 快適は「機械設備」だけでなく「建築計画」でもつくれる
・熱を逃がさないよう、家全体の断熱性能を上げる
・すきま⾵を防ぐため、気密性能を上げる。
・あたたかい⽇差し(⽇射)を取り⼊れる。
・あたたかさをためる。(蓄熱)
※然にあたためられた⼼地良さは格別です。
・できる限り夏の⽇差しを⼊れない。(庇、遮熱サッシ‥)
・⾵通しをよくして、涼⾵を取り⼊れる。(夏季夜間)
・建物の配置や窓の取り⽅を⼯夫する。
※アコンだけに頼らない⼯夫が、エアコン使⽤時の効率をあげてくれます。
・窓は多いほうがいい。(⇔夏の⽇射、冬の断熱)
・季節ごとの採光に配慮する。
・外構の樹⽊などとデザインのバランスをはかる。
・吹き抜けを設けて、家の奥に光を落とす。
・欄間や建具に光を通す。
※バランスのよい建築計画が明るい家の秘訣です。
パッシブデザインにおける5つの設計⼿法
1.断熱
【断熱によって建物全体の保温性能を向上させる】
・断熱性(Q値)や気密性(C値)は数値化すれば、住宅の性能を⽐較・判断することができる。
・⼀定以上の断熱性能を組み込むことで、パッシブデザインのベンチマークをつくる。
2.日射遮へい
【夏季の快適の基本は⽇射遮蔽】
・夏、断熱だけでは温室になる。
・断熱と同時進⾏で⽇射遮蔽を考える。
・軒や庇、ルーバー(格⼦)など建築計画で、⼊ってくる⽇差しを遮る。
3.通風
【夏季夜間や中間期に涼⾵を取り⼊れる】
・地域固有の⾵向きに配慮する(卓越⾵向)
・⾼低差を利⽤した⽴体通⾵を⾏う(重⼒換気)
・⾵をつかまえる(ウインドキャッチャー)
4.昼光利用
【昼間に照明を点けなくても⾃然の光で過ごせる】
・昼間過ごす部屋は2⾯以上に窓をとる(多⾯採光)。
・その他の部屋にも1⾯以上に窓をとる。
・ライトシェルフや欄間、吹抜けで部屋の奥まで通す。
5.日射熱利用暖房
【冬の⽇差しを室内に取り⼊れて暖房に使う】
・⽇射熱を適切に取り⼊れる(集熱)
・⼊った⽇射熱を逃がさない(断熱)
・⼊った⽇射熱を蓄えておく(蓄熱)
・上記3つのバランスを⾼いレベルでとる。